こんばんは。ぶたぞうです🐷
「高配当株への投資がいいのか」
「大きく増やせないのではないか」
「配当だけで本当に成功するのか?計算が合わない」
実際に僕も投資を始めてからずっと疑問に思っていました。
とくに投資を始めたばかりのころに短期投資で失敗すると、高配当株や高配当ETFに行きたくなってしまいます😅 しかし、どう計算しても、それだけでは目標の金額にはたどり着けないように思えました。
いま、僕が高配当株投資をどのように考えているのか、次の点をご紹介して、少しでも参考になればと思います。
高配当投資はあがりの投資です
配当は短期で大きく上がるものではなく、安定して一定の金額を受け取るものなので、基本的には十分な資産があるひとが、「もう働かない、配当だけで生きていく」というときのものです。

なので、配当で金のなる木を大きくするというより、大きくなった木から収穫していくイメージです。
配当だけで資産を増やすのは条件が必要
ただ、配当で資産が増えないわけではありません。条件があえば、非常に強力な方法であるとも言えます。
ただ、配当の金額は大きくありません。いきなり何倍にもなったりはしないので、少しずつしかお金が増えていきません。なので、高配当投資をメインの戦略として考える場合は、次のような条件が必要になります。
購入力
まず、配当以外の別の方法で資産拡大のスピートをあげていく必要があります。配当自体がやはり小さいので、それだけではあまりにも遅いからです。
簡単に言えば、毎月の給料をできるかぎり多くつぎこむことです。本業の儲けをふやしたり、副業をしたり、あるいは株の購入以外の支出を切り詰めると言った作業が必要です。

期間
そして上げたスピードで長い時間を走り続けることが必要です。高配当投資による資産の拡大は、別口からの入金をしつつ、配当を再投資していくことで複利の力を利用します。
複利は非常に強力ですが、複利の効果が大きくなるのには、かなりの時間がかかります。4%の配当を再投資しても、2倍になるのに18年かかってしまうのです。

資産規模
結局、スピードを上げるのも時間をかけるのも、資産規模を大きくすることが目的です。そもそも大きい資産がある場合に、比較的低リスクで安定的に数%の利益を得ていくというものです。
4%の配当で18年かかって資産を倍にする2つの例を考えます。
たとえば、
20歳の資産100万円が、18年後の38歳時点で2倍の200万円になった
これはそう大きく人生は変わりません。
しかし、
40歳で早期退職直後の資産3,000万円が、18年後の58歳時点で2倍の6,000万円になった
これは老後の生活が大きく変わります。
つまり、同じ銘柄で同じ期間でも、もとの資産規模で大きく結果が変わります。
なので、高配当投資だけでやっていくのは、いま資産規模が小さいけれど、リスクを取ってこれから大きく増やしていこう、という目的には適していません。
段階ごとに戦術を変えるのは有効
最終的に数千万円や億の資産を築いたあとで、高配当株からの配当で生活するというのは、とてもいい考えだと思います(分散はある程度必要です)。
しかし、現在貯金が100万円前後の場合に、いきなり高配当株投資だけでは、あまりにも効果が薄いです。以下のような方法を使わなければ、FIREに至るのは難しいでしょう。経済的独立はできても、「早期」退職は困難ということです。
- 本業の昇給や副業での収入増加
- 節約による支出の削減
- 値上がりを狙う投資
ここで誤解しないでいただきたいのは、「値上がりを狙う投資」もあくまでも長期投資の範囲の中であるということです。1年で倍にするなどということを狙うわけではないです。配当金だけで資産を倍にするほどの長期間の話ではないですが、数年から10年程度で十分に成果が出ます。
僕の資産規模は、まだ配当金だけで十分に増やせる段階ではないと考えているので、値上がりを狙う戦術も並行しています。
以上が、僕が高配当株だけに投資をしていない理由です。

配当だけで生活したいけど、まだその段階じゃない
なので、配当は大好きなのですが、僕の株式ポートフォリオ全体の配当利回りはあまり高くなく、2%あるかないかという水準です😅 もう少し上げていきたいので、米国の高配当株が買い時になるのを監視していて、昨日のAT&Tのようにちょくちょく買っています。また購入したときにはご報告したいと思います。
ありがとうございました。
コメント
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