TOBに関する文書が届きました
NTTがドコモをTOBで完全子会社化する件で、TOBに関する文書が郵送で届きました。2020年3月末時点の株主に送付しているようです。半年前ですね。

内容は、添書のほかに、両者のプレスリリース資料と「株式会社NTTドコモ株式に対する公開買付に関する応募手続きのご案内」です。
NTT
株式会社NTTドコモ株式等(証券コード9437)に対する公開買付けの開始及び資金の借入について
ドコモ
当社親会社である日本電信電話株式会社による当社株式等に対する公開買付けに係る賛同の意見表明及び応募推奨に関するお知らせ

厚い。重い。長い。難しい。誰も読まない
ネットにある資料をわざわざ印刷して郵送するなんて無駄なコストをかけないでほしいです。とりあえず、本体は「…応募手続きのご案内」です。ここに説明されている手続きを紹介したいと思います。
以下はTOB発表直後の記事です。僕のNTTとドコモ株の保有状況も記載しています。
非常に面倒な手続き
TOBの公開買付代理人は、三菱UFJモルガン・スタンレー証券となっていて、公開買付に応募する場合の具体的な手続きが案内されています。非常に面倒です。以下は、モルガン・スタンレーに口座を持っておらず、特別口座記録がないという僕の場合の手続きです。多くの人が同じだと思いますが。(特別口座記録というのは特定口座とは違います)
モルガン・スタンレーに口座開設
口座開設の申込方法は次の通りです。
- WEBページから申し込み
- 問い合わせダイヤルに電話(専用番号)
- 各支店窓口
- 口座開設アプリ
まず、口座開設が面倒くさいです。個人株主で、モルガン・スタンレーに口座を持っている人はどのくらいいるのでしょうか😅
ただ、アプリで開設できるのはまだOKです。個人は印鑑も不要です。
20201016追記: アプリが起動しません💢

しかし、口座開設まで専用番号の電話で受け付けたりするから、後述のとおり、電話がつながらなくなるんじゃないでしょうか…。窓口の人員も無駄なので、ネットに限定してください。
申込後にパスワードなどの郵送を受け取って、利用可能となるようです。これに数日かかるようです。
公開買付応募申込書を請求・提出
申込書を、専用ダイヤルに電話(または窓口)で請求しろと。

なぜ紙?なぜ電話?
平日昼間のみの受付で、当然つながりにくくなって、電話の混雑状況をネットで公開するという😓

1億歩譲って紙の申込書が必要だとしても、その請求くらいネットで受け付ければいいじゃん😫

ドコモ株をモルガン・スタンレーに移管(口座振替)
口座開設ができたら、いま預けている証券会社から、モルガン・スタンレーに移管が必要。これは、今の証券会社に対して依頼する手続きです。これも4,5日かかるそうです。
注意
ドコモ株をNISAで持っている場合は、いまの証券会社のなかで、NISA口座から一般口座か特定口座に移しておく必要があるそうです。
公開買付応募申込受付票が郵送されてくる
また紙の郵送…。「応募を受け付けましたよ」というだけの通知がわざわざ送られてくるそうです。
公開買付による買付等の通知書が郵送されてくる
さらに紙の郵送…。「実際に買付できましたよ」というだけの通知がわざわざわざ送られてくるそうです。
モルガン・スタンレーの口座に入金
2020年11月24日(火)以降にモルガン・スタンレーの口座に入金されるとのことです。長い…。
手続きはいつまでにすればいいのか
公開買付期間終了日の11月16日までに、申込書を提出して、モルガン・スタンレーの口座にドコモ株を預けていることが必要です。口座開設に最短で数日、振替に5日前後かかるうえ、申込書の請求・送付もあるので早めに着手したほうが良さそうです。
市場売却するかどうしよう
買付応募の手続きはあまりにも面倒です。紙・電話・郵送という化石を使うのが好きすぎますね。せめてSBI証券とか楽天証券とかの、個人株主が応募しやすい代理人だったらずっとマシだったのですが。
このバカみたいな事務コストは一体何なんでしょうか。本当に早く改善してほしいです。NTTやTOBに限らず、株を持っているだけで、半期決算ごとに配当とか総会とかの紙を送りつけてくるのも本当にやめてほしいです。株主として無駄なコストをかけてるのも許せないですし、紙の個人情報を処理をするのが面倒すぎます。

話を戻して、もちろんドコモは市場価格での売却も可能です。市場では、TOB価格の3,900円に対して、ここ数日3,877円程度で張り付いています。23円の差は、この応募の手間分のプレミアムに違いありません😓わざとか?

僕が保有しているのは300株だけなので、せいぜい7,000円弱の差ですが微妙です。一度体験してみるという意味で、応募も考えています。面倒さに心が折れそうですが。
お読みいただきありがとうございました。この記事に記載の情報は参考までに僕の解釈で紹介したものです。実際に手続きを行う際は、必ず公式の情報でご確認ください。
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