【NTT】高配当ドコモ完全子会社化!株主はどうなる?【TOB】

NTTが携帯電話のNTTドコモを完全子会社化するそうです。TOB(株式公開買い付け)で、株式を保有している者はどうなるのでしょうか?また、公開買付価格はどうなるでしょうか?

先日アメリカのNTTであるAT&Tを少し買い増しましたが、今度は日本のNTTに大きなニュースで驚いています。

ぶたぞうは、NTTもドコモも両方保有しています。10年以上投資をしていますが、保有株式がTOBの対象となるのは初めてのことで、ドキドキしています😅

TOBとは?完全子会社化はなぜ?

NTT、ドコモ完全子会社化29日決定へ TOB4兆円超 - 日本経済新聞
NTTは上場子会社のNTTドコモを完全子会社にする。一般株主が持つ3割強の株式をTOB(株式公開買い付け)で取得する。投資額は4兆円超とみられ、国内企業へのTOBとして過去最大となる。グループ一体で次世代通信規格「5G」やIoTへ投資し、世界での成長につなげる。菅義偉首相が掲げる携帯電話料金の値下げも見据え、経営を効率...

TOBとは、株式公開買付け(Take-Over Bid)のことです。経営権取得などの特定の目的で、期間・価格などを指定し、公開により株式を買い集めます。

NTT
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ドコモ、〇〇円で買うよ

今回、親会社であるNTTが子会社のドコモ株のTOBを行うと報じられました。NTTは、すでにドコモ株を6割強保有しており、残りの3割程度を買い付けることで完全子会社化して、NTTグループとしての総合力を向上させる狙いのようです。携帯電話事業の子会社を分離上場させたソフトバンクとは逆の動きです。

菅総理が強調する携帯電話料金の値下げへの対応という意味もあるようです。

TOBで既存株主は売り時を選択させられる

ぼくのように、TOB対象となるドコモ株を保有している株主はどのようになるのでしょうか。

結論としては次の3つの選択肢がありますが、いずれも売却する方向になります。基本的には、TOBによって、発表前より売却価格は上がることが多い(絶対ではない)ので、既存株主にとっては得になりえます。

TOBに応じて指定の証券会社で売る

もっとも素直な方法です。TOBに応じてNTTにドコモ株を売却します。

メリットは、売買手数料がかからないことです。また、確実に公開買付価格で売却できます

デメリットは、売却するためには指定の証券会社に口座を開設し、移管をする必要があるということです。移管に手数料が掛かる可能性がありますし単純に手間です。たまたま指定証券会社で保有していればいいですが。

【追記】TOB応募の手続き案内が届きました。めちゃくちゃ面倒です。

買付価格にサヤ寄せする市場で売る

もっとも簡単な方法です。TOBでは価格が指定されますので、理論上は、市場価格もこれに近づきます(サヤ寄せ)。なので、通常の売却と同じように、今使っている証券会社を通して売却をするという方法です。

メリットは、手間がかからないことです。通常の取引と同じ売却をするだけです。

デメリットは、「サヤ寄せ」しても市場価格は、公開買付価格よりは少し下回る水準となることが多いことです。また、価格は変動しますので自分でタイミングを図る必要があります。期間をすぎると価格が落ちることもあります。売買手数料は普通にかかります。

ずっと持ち続けても(たぶん)強制現金化される

TOBが行われても、一旦は株式を保有し続けることもできますが、今回は完全子会社化が目的なので、強制的に現金化される可能性も高いと思います。

メリットは、特に思いつきませんが、愛着のある銘柄と別れを惜しむ時間がもてることでしょうか😅

デメリットは、ドコモは上場廃止となる見込みなので、あとから気が変わっても市場で自分のタイミングで売却することは難しくなります。現金化される場合も、時間がかかりますので、資金高速をされることになります。

結局は市場売却が一番かんたん

いろいろ手間がかかるのは嫌なので、ぼくはドコモ株を市場売却をすることになると思います。いずれの選択肢にしても売却益が出れば税金がかかるのが憂鬱ですが、TOBによって株価は上がると思うので損はしないのではと思っています😄

高く・楽に売りたい

僕のドコモ株の保有状況・公開買付価格に注視・親会社のNTT本体は?

ちなみに、僕のNTTとドコモの保有状況です。

数量、取得単価(現在値)、取得金額(評価額)、評価損益

めちゃくちゃ優秀です。

いつ買ったのかはもう忘れましたが、この間もずっと配当をもらい続けていました。配当利回りは両方とも4%以上あり、僕の取得単価ベースだと10%近いです。株価が倍になり、高配当も受け取る、という理想的なパフォーマンスを上げています😆

名残惜しいですが、ドコモ株とはお別れの時期が近いようです。親会社のNTTと仲良くやって、日本のICTを盛り上げていってほしいと思います。日本株の売却は、何年ぶりになるのかわからないくらい久しぶりですが、かなり幸運な手仕舞いになりそうです。日本株から米国株へのシフトも進みます。

バイバイ、ドコモ!

公開買付価格はどのくらいになるでしょうか。予想はできませんが、現在約2,712円なので、3,000円以上にはしてほしいですね。

逆にNTT株はどうなるのでしょうか。TOBにかかる4兆円の費用負担を市場がどのように評価するか注目です。NTTの配当もどうなるのか気になります。やはり、親子上場の評価は難しいですね。いろいろ妙味がある気がしますが、自信を持って見通しを示せないです。

まだ報道の段階ですので、これから二転三転するかもしれません。また記載事項は完全に個人の見解です。あくまでも参考までに、全て自己責任でお願いします。これから売却への経緯も記録していきたいと思います。

お読みいただき、ありがとうございました。

コメント

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