ドメインとは、ネット上の住所・名前です。ドメインによっては非常に高額で売買されることもあります。ぼくはいままで数十のドメインを取得してきました。新しい名前や格好いいワードを見つけると、とりあえず取得したくなってしまいます。今回はそんなドメインについて紹介します。
というより、はじめての広告を貼るテストです。広告は外しました。
お名前.com は最大手のドメイン業者です。
URLとドメイン
厳密なことをいうよりわかりやすいのが大事なので、ドメインは、インターネット上の名前・住所の基礎だと思ってください。
https://www.butazo.com/hello/good-bye/thankyou.html
これはダミーのURLです。アクセスしてもエラーになります
というURLがあったとします。
左から.com/ までがドメインで、インターネットにたくさんあるコンピュータのなかから、ひとつを特定しています。helloより右は、そのコンピュータのどこに入っている、何なのかを示します。
まず住所で家を探して(ここまでがドメイン)、そのあとで家の何階の部屋にある本を探し出す、というイメージです。
https: は気にする必要はないですが、情報のやり取りの様式を示します。つまり、本を探すために、歩いていくのか・車で行くのか・警備付きで行くのか、みたいなことです。
ドメインの構造
www.butazo.com
ドメインのみを抜き出し
ドメインの部分だけを抜き出しました。ドメインは右から左に読んでいきます。
comが最も基礎的な部分でトップレベルドメインといいます。butazoがセカンドレベル、wwwがサードレベルドメインです。comの中に butazoがあって、さらにその中に wwwがあるという感じです。この部分がドメインといって、どのコンピュータなのかを特定するものです。
トップレベルドメインは、個人では文字列を自由に作ることはできません。comじゃなくてkomにしたいと思っても、それが提供されていなければ選べません。
一方で、セカンドレベルドメイン以降は、基本的には自分で好きな文字列を作ることができます。ただし、トップレベルドメインを含めて、重複は許されず、先着順です。
細かいことはいいんです。選び方はつまり以下の2ステップです。
- トップレベルドメインを、用意されている中から選ぶ
- セカンドレベルドメインを、自分で好きな文字列で作る
トップレベルドメインの選び方
まず、トップレベルドメイン(TLD)を選びましょう。業者によって選択の幅と価格が違います。まずは、お名前.com でみてみましょう。
- トップレベルドメイン(TLD)には多くの種類があります。
- .com
- .net
- .org
- .info
- .xyz
- .jp
- .co.jp
選び方には、いろんな意見があると思いますが、こうしてください。これで間違いありません。
- .com
- .org
- .jp
この3つです。そして、優先順位もこの順です。SEO的な話ではなく格好良さです。
.com
.com が何より王道です。国際的にはURL といえば.com です。.com とあるからURLだとわかる。.com でないのはなにか特別の理由がある。という感じです。.com でないURL は、たとえるならハガキの宛先の住所にわざわざ「とうきょう都」と書いてあるような違和感です。それくらい.com が主流です。
commercial(商業)の意味ですが、制限はありません。companyやcomputerと説明しているところもありますが、違います。
ただし、セカンドレベルドメインで欲しい文字列が空いていることが少ないです。とくに辞書に載っているような英単語1語は全滅と思ってください。意味がないランダムな文字列でも、4文字くらいまではほぼ空きがなく、高値で取引されています。日本語のローマ字表記であっても、短いものはかなり埋まっています。
.org
.org はぼくが好きなドメインです。.org は organization(組織・団体)の意味で、.com や政府系のドメインに該当しない、とくに非営利団体を念頭に置いて作られました。しかし、.orgも、いまは制限はとくになく、どんな用途で使っても問題ありません。
ただ、.orgとすることで、あえて会社ではないということやニュートラルなイメージがあるので、個人の趣味・同人サークル・オープンソースプロジェクトなどには適しています。しかし、収益を得ているのに、あえて.com ではなく.org を使うのが少し後ろめたい気はしているので、自分で選ぶときは一応気をつけています。
たとえば、バリバリ利益を上げている大企業が.org を使っていたら、「なんで??」って思う人はいると思います。Googleの使い分けがわかりやすいです。.com はいつものGoogleのサイトですが、.org は非営利事業のサイトになっています。
この例でも、.com でないことには特別な意味がある、という意識がわかります。
.com よりは、セカンドレベルの文字列は取りやすいと思います。
.jp
.jp は日本を示します。日本では非常に人気がありますし、信頼性も高いです。ひと目見てURLだとわかりますし、短くて覚えやすいです。特別に海外を意識しないのであれば、これでもいいと思います。
セカンドレベルの文字列も、割と空いています。とくに3文字の文字列が取得できるときもあるので、これは極めて短くて格好いいですね。aaa.jp みたいなやつです。バックオーダーでの取得も可能です。
僕もプライベートのメールアドレスは、.jp を使っています。テンキーだと.jp が打ちやすいというのもありますね。とはいえ、.comでほしい文字列が取れれば、そちらに変えたいというのが正直なところです。
その他、.net とか
その他は、一般的には選ぶ理由がないと思っています。
.net は日本人は割と好きなドメインだと思いますが、僕はいまいちだと思っています。これはnetwork(ネットワーク)の意味ですが、とくに僕はインターネットのインフラ企業のものだと認識していますし、そういう識別には意味があると思っています。たとえば、docomo.ne.jp とか ezweb.ne.jp みたいなものです。.ne.jp は.net.jp の意味です。.jp と .net を組み合わせてるんですね(同様に.co.jp は.com.jpの意味です)。
なんとなく、インターネット一般やネットビジネスであるとかのイメージで選びがちですが、本来はもっと限定された意味です。僕個人的なこだわりであると自覚していますが、少し違和感があります。
ほかは知名度がなさすぎます。あえていうなら.info くらいでしょうか。他のドメインを選ぶ理由は、ドメインハック(youtu.be みたいな遊び)くらいですね。すぐ飽きて後悔すると思うのでおすすめしません。
ドメインハック(英語: domain hack)とは、本来、ドメインが持っている意味(国、団体等)を無視して、区切り符号であるピリオドをとった場合に、別の意味の単語になるようなドメインのこと、もしくはその様なドメインを作ることを言う。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%8F%E3%83%83%E3%82%AF
セカンドレベルドメインの文字列の作り方
結論は、.com で空いている文字列で次の条件を満たすものを見つけることです。
- ドメイン文字列の作り方
- 短いこと
- 読みやすく発音しやすいこと
- 覚えやすいこと
- 好きなこと
- 意図しない意味がないこと(別の言語で好ましくない意味がないか確認してください)
- なるべく数字やハイフンがないこと
とにかく、ドメインは短くてわかりやすいものにしてください。
あと1ワードではなかなか空いていないと思いますが、2つ以上の単語をつなげるときは、ハイフンを入れないほうが格好いいです。
butazo-the-pig.com より、ButazoThePig.com です。
ハイフンでつないでいると、それだけで英語が苦手な日本人が作ったんだなという、こなれていない印象です。まあ、視認性はいいかもしれませんが、間延びしているように思えます。はい、個人的な趣味です。気にしないでください。ちなみに、大文字小文字は区別されません。
なかなか見つからないと思いますのでヒントです。butazo.com のことですね。
- ヒント
- 日本語のローマ字なら取れる可能性ある
- 読みやすくて短い造語を作る
とにかく何度も何度も検索して、いい感じの名前を見つけてみてください。
終わりに
ドメイン取得は、一回始めるととても楽しいですし、いいドメインは一生の財産になります。また、自分でずっと使ってもいいですし、もしかすると市場価値が上がって資産性が出るかもしれません。
ちなみに、最近では 、初めて地質時代に日本を由来として命名された「チバニアン」に関係して、chibanian.org というドメインを取得して、価値が出るのを待っていましたが、駄目でした\(^o^)/
こういう、元は日本語だけど国際的に通用する新しい単語は、取得可能性も高いわりに、成長性もあるので非常に面白いと思います。いろいろアンテナを張っておきましょう。
ドメインの取得は、WEBサイトを作らない人でも是非取得してほしいと思います。メールアドレスを自分のドメインにできるだけでも、ものすごく気分があがります。twitterやFacebookに飛ばすだけの設定をしておくだけでも格好いいです。具体的な利用方法などはまた改めて説明していきたいと思います。
ありがとうございました。
コメント
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