【経済的独立】FIREとは?4%ルールとは?【早期退職】

おはようございます。ぶたぞうです。長期投資をしていますが、毎日の値動きは気になる🐷です。

消防士
消防士

FIREって、最近聞くけどなんだかわからない

掟破り
掟破り

4%ルールって何?数字嫌い

という方に、とても簡単に考え方を紹介します。一緒にがんばる仲間になってくれたら嬉しいです。

FIREとは

FIREとは、Financial Independence, Retire Earlyのことです。日本語では、「経済的独立、早期退職」です。

何から独立するのか
 労働による収入からの独立です。
早期退職とは
 通常の定年より早く退職することです。

あこがれのゴールです。ただ、これ自体は目新しいことではありません。

あこがれの早期退職

FIREはなぜ今注目されるのか

FIREがなぜ今人気を集めているのか、その理由は2つです。

FIREが注目される理由

  • 働き続ける以外の人生を認める価値観
  • がんばれば実現可能であるということ

がむしゃらに全人格的労働を定年まで会社に捧げ続けるという生き方への疑問、インターネットビジネスで稼ぐフリーランスといった働き方の存在、精神的な豊かさや価値観の多様性への共感が広がっています。

しかし、良いものであるとわかっていても、ただあこがれるだけのものであったら、こんなに話題にはなりません。最も重要なのは、現実的なゴールであるということです。簡単ではないけれど、ごく一部の人間だけのものではなく、がんばって手を伸ばせば届きそうだ、という道が示されています。そのために重要な概念がもう一つあります。

それは、FIREを実現するための具体的な指標、4%ルールです。

4%ルールとは

4%ルールとは、資産を安全に取り崩すことのできる割合は全額の4%である、というルールです。安全というのは、もともとの研究においては、過去の例を30年間破産しないということを指します。

株式投資のリターンとインフレとの差からも説明されます。

企業が利益を上げて成長すれば、その分株価も上がって配当も増えます。これが長い目で見ると毎年7%ほどあります。これが株式投資のリターンです。

長い目・広い目で見れば市場は成長します

一方で、経済が成長すると、物の値段も上がっていきます。同じ1万円で買えるものが少なくなります。物の値段は平均毎年3%あがるとします。

なので、株式投資で7%受け取っても、物が3%値上がりするので、差し引き資産の価値は4%増えるということになります。

この4%は、株式を持っている限り、何もしなくても毎年入ってくることになります(もちろん、あくまで平均なので、良い年も悪い年もあります)。

だから、毎年4%を引き出して、自分で使ってしまっても、その分1年間で4%分成長するので、資産規模がずっと変わらない、ということになります。

育てた金のなる木。毎年4%分収穫しよう

つまり、4%の金額で年間の費用がまかなえるだけの資産があれば、働く必要はないということです。4%をひっくり返せば、年間の費用の25倍の資産があれば、よいということです。

・年間の費用が300万円なら、7,500万円
・年間の費用が400万円なら、1億円
です。

これだと大きすぎると思うかもしれませんが、FIREは柔軟な考え方です。全額を用意しなくてもいいのです(サイドFIRE)。

4%ルールで物を見よう

4%ルールはゴールのための目標となるだけではなく、日々の生活で資産形成をしていくときのものさしにもなります。

たとえば

 毎月1万円の保険料 → 年間12万円 → 25倍すると300万円

つまり、
毎月1万円かかる保険は300万円の資産に値します。300万円の資産がやっと生み出す利益をこの保険は全部使ってしまいます。リタイア後にこの保険を維持するためには資産を300万円上積みする必要があるということです。本当にそれだけの価値があるでしょうか?

逆に、

 250万円の自動車 → 4%は10万円 → 月8,300円

つまり、
250万円の自動車を買わずにその分を投資すれば、働かずに毎月8,300円が手に入ります。リタイア後に住む家賃レベルが少しあげられます。あるいは電気代とガス代がほぼ無料になる、と考えたらどうでしょうか。(一人暮らしの電気ガス代の平均8,000円強

これを積み上げていくと、だんだん、リタイア後の生活に向けて、装備が整っていくような面白い感覚がないでしょうか。

少しずつリタイア生活の装備を整えよう

手が届きそうなゴールとは言っても、明日や来月に実現するものではありません。日頃の習慣を少しずつ変えて、着実に進んでいきたいと思います。

ありがとうございました。

コメント

  1. […] FIRE(経済的独立、早期退職)の本はいくつかあるなかで、最初にこちらを紹介します。 […]

  2. […] 年間36万円を4%ルールで割り戻すと900万円にもなります。つまり、900万円を投資してようやく得られる金額を家賃の差額で節約できることになります。非常に大きいです。 […]

  3. […] 家賃が3万円安ければ、年間36万円です。この差を埋めるには900万円もの資産が必要です(4%ルール; 36万/0.04=900万)。900万円を貯めるのに5年かかれば、その分リタイア年齢が遠ざかります。 […]

  4. […] […]

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