こんにちは🐷
「給与から天引きされている労金の積立金を引き出したい」
「ろうきんの口座に入っているお金をネットバンキングで移したい」
という方へ、とても面倒な経験をしたので解説です。
僕は、職場の労働組合の関係で、労働金庫のエース預金なるものに天引き積立されていて、年に数回、残高がはがきで通知されてきます。しかし、通帳もカードもありません。どうやって引き出すのか、ろうきんのネットバンキングの利用と合わせてご紹介します。
2021年2月現在の僕の場合、中央労金のエース預金(エンドレス型)について解説します。詳細は組合・会社・ろうきん等にお問い合わせください。
都度引き出す方法
引き出す方法は2通りあります。

組合事務所に行く
所属している組合事務所に印鑑を持って行きましょう。開室時間や、手元の現金の都合があると思うので、事前に連絡するのをお忘れなく。
ろうきんの支店に行く
支店でも印鑑と身分証で引き出せるそうです。こちらも事前に、営業時間と持参物について、確認の電話を入れるのをおすすめします。

都度引き出しのために出向くのは面倒くさい
僕の会社(というか組合)では、加入している間は最低1,000円で毎月積み立てが必要です。引き出す方法はわかりましたが、一度引き出しても少額が勝手に溜まっていくので、毎月わざわざ出向いて引き出すのは面倒です。
結局、出向く手間を省くにはネットバンキングを利用することになります。ろうきんのネットバンキングは、ろうきんダイレクトといいます。以下で、利用方法を解説します。
ネットバンキングの利用開始の方法
ということで、次の手順で行います。はっきり言って面倒です。
- 窓口で普通口座開設とろうきんダイレクトの申込み(面倒)
- 書留の文書受け取り(面倒)
- ろうきんダイレクトの初回ログイン(面倒)
- エース預金口座をろうきんダイレクトに登録(意味不明)
- エース預金から普通預金への移動(意味不明)
- 普通預金から他銀行への振込(高コスト)
窓口で普通口座開設とろうきんダイレクトの申込み(面倒)
エース預金は、キャッシュカードが発行されていないので、ろうきんダイレクトを利用開始するための申し込みをネットで行うことはできません。面倒ですが、窓口に行きます。いちおう印鑑と「エース預金契約の証」(組合経由でエース預金口座を開設した際に渡された紙です)を持っていきました。
エース預金のために直接ろうきんダイレクトを申し込むのではなく、まず普通預金口座を開設して、普通預金口座に紐づくろうきんダイレクトの利用を開始します。その後、ろうきんダイレクトのサービスにエース預金口座を登録する、という流れのようです。
- 普通預金口座の開設
- ろうきんダイレクトの申込み
まずこの窓口での2つの手続きですが、基本的には同時に行えるはずです。暗証番号の設定などを行います。
窓口に行く前に、窓口の営業時間や混雑状況や必要な持参物などを電話で確認するのをおすすめします。コロナ対策で営業時間が変わっていることがあります。
書留の文書受け取り(面倒)
窓口での手続き後、1・2週間程度で3通も書留で書類が郵送されてきます。
- 印鑑届
- キャッシュカード
- ろうきんダイレクトの契約カード
窓口に出向いた上で、さらに3回もバラバラと封書が送られてくるという、アナログさにすでに心が折れかけます😂 書留なので、不在だといちいち再配達とか郵便局に取りに行かないといけないんですよね。せめて1回にまとめてほしいです。というか、印鑑届なんて窓口で渡してくれれば良かったんじゃないですかね。

印鑑届は、押印して一応返信しておきました。
ろうきんダイレクトの初回ログイン(面倒)
ろうきんダイレクトの契約カードの書類が送られてきたら、ようやくネットバンキングが可能になります。しかし、初回ログインがまた非常に面倒です。
基本的には、画面の指示通りに進めていきますが、初回の仮ログインIDやら仮パスワードやら暗証番号やらが4つ?ほどあって、超絶面倒です。送られてきたろうきんダイレクトの契約カードや、その台紙に書かれたものとにらめっこしながら入れていきます。

入力は非常に煩雑で、自分がなんのために入力をしているのかわからなくなります。必死に心を折ろうとしてきます。「セキュリティ重視」なのでしょうが、あまりにも利便性を犠牲にしています。マイナンバーカードによる手続きと同じく、日本の金融とITの発展を害するために、多くの馬鹿げたコストが投じられていることに腹が立ちます😡
複数のパスワードをバラバラと入力させたり、パスワード管理ソフトを無力化することに生きがいを感じている新人類がいるとしか思えません。こんな複雑なことをしても、全て紙に書いて同じ場所に保管することになるのが落ちです。結局責任逃れでしかありません。

この設計の意思決定プロセスを想像するに、バカ真面目なだけの担当者が優先順位もつけずそのままを上に上げて、お伺いのステップを踏むたびに仕様が肥大化していくという、大局観もコスト意識も責任感もなく保身だけの糞の巨塔を見るのです。
これを、リスクへの丁寧な対応だとか、上司への配慮だとか、複雑な仕事をやり抜く忍耐強さだと評価する昭和の組織は直ちに死ぬべきです。責任を引き受けてリスクシナリオの設定をしたら、シンプル化・効率化をするのが本当の仕事です🐷
エース預金口座をろうきんダイレクトに登録(意味不明)
とにかくログインができたら、ようやく操作が可能になります。
サービス開始したのは、あくまでも新たに開設した普通預金口座のネットバンキングです。なので、ここにエース預金口座の利用が可能となるように、登録をしないといけません。自動でやっておけよ、という熱い気持ちが溢れてもうどうしようもない感じです😍


エース預金から普通預金への移動(意味不明)
それでは、登録したエース預金から普通預金にお金を移します。
振替ではなく支払というようです。なので、メニューも「振込振替」ではなくて、「一般財形エース・定期預金」のところから行います。

僕のこの時の場合だけなのか、この支払時点で、利息が加算(と課税)されました。よくわかりません。手数料はかかりませんでした(ろうきんの同一支店内だから?)。

これでようやく、ろうきんの普通預金に残高が移りました。実行すれば、普通預金口座に即時反映されました(曜日・時間帯によるかもしれません)。ここまでで、とりあえず送られてきているキャッシュカードを使ってATMでの引き落としが可能です。(中央労金の店舗・ATM)

普通預金から他銀行への振込(高コスト)
注意
ネットバンキングで他行に振り込むときには手数料がかかります!高いです。手数料を節約したい場合は、ろうきんの普通預金口座からキャッシュカードで下ろしましょう😢
普通預金に金額が入ったら、ここからは普通のネットバンキングと同じです。「振込振替・ペイジーマイプラン」のメニューから振込みます。

入力は普通に進めていきます。

注意
振込金額は、振込手数料を引いた金額で入力しなければいけません。
僕と同じ流れで作業をしている方は、ろうきんにお金を置いておく意向はないでしょうから、ここでは「全額を振込みたい」と思うはずです。しかし、残高全額を振り込むことはできません。他行・5万円以上だと440円(高い!)の手数料を引いた金額を入力する必要があります。(ろうきんダイレクトの手数料)
これで、ようやく普段使っている銀行に金額を移すことができました。お疲れさまでした。
ちなみに、振込手数料のキャッシュバックのサービスがあります。ただ、給与・年金振込口座をろうきんに指定する必要があるので、非常に微妙です。
ろうきんダイレクトは使いにくい
ろうきんダイレクトはとにかく使いにくいです。基本的に必要なクリック回数が多く、1画面戻るとすべての入力が消えるというのが原則です。非常にイライラします。
真骨頂は、下記のUIです。明細の「次の10件」を押すと、

なんと「前の10件」に戻れません!驚愕です。検索画面に戻って条件を再入力する必要があります。

それから、そもそもログインが面倒です。IDとパスワードを入れたあとに、これが出ます。第二暗証番号というネーミングからすでに終わってる感が出ていますが、紙のカードに書かれた数列から該当の数字を拾って来るという仕組みです(●桁目という指示は、毎回変わります)。キャッシュカード以外にこの紙も管理しないといけません。

ろうきんダイレクトの小さなメリット:「WEBお知らせ」
はがきが来なくなる?ような案内があります。まだ実際に止まったかを確認できていませんが、これは良いことです。本当に無駄な郵送物はなくしてほしいです。
ということで、非常に面倒でした。この面倒を避けるためだけに、組合をやめたいとすら思うわけですが、いちおう何かあったときのために入っています。組合費も毎月4,000円以上引かれて痛いです😢
手続きに間違いがあったら申し訳ございません。窓口に行く前には事前に電話で、混雑状況や必要な持参物などを確認ください。お手続きも自己責任でお願いします🐷ありがとうございました。
コメント
[…] また、現金が増えています。ただ、確定申告の還付金(約10万円)と、中央労金の貯金を連携したことによるものです(約16万円)。なので、特に収入があったというものではなく、資産認識の問題ですね。簿外資産は、退職金などを除き、これでほぼなくなったと思います。 […]