【TOB】3倍株!ドコモを売りました【NTT】

こんにちは🐷

NTTによる完全子会社化のためのTOB中のドコモ株について、昨日2020年10月23日の寄り付きで、保有している全300株を市場で売却しました

バイ・アンド・ホールド徹底の長期投資なので、株の売却自体、おそらく7~8年くらい一度もしていなくて、本当に久しぶりです。ドコモは配当も多いので、永久保有銘柄のつもりでした。長期投資の例外的な出口になりました。

売却価格と損益

1株3,887円で売却しました。取得単価が1,161円だったので234%の値上がりで、譲渡益が817,800円でした。

少額の手数料の他に、譲渡益税16万6,136円(折り悪くSBI証券サイトがメンテナンスなので手元計算)です。高いです。後述のようにこれまで受け取った配当全額よりも高いです。もったいない😥 せっかくなので、これを機に含み損になっている他の銘柄を処分して、損益通算をするのもいいかもしれません。

ぶたぞう
ぶたぞう

あれ?NTTが払うTOB費用のかなりの部分が税金になってない?

なぜ市場で売ったのか

TOB応募の手続きが面倒だったからです。

TOB価格は3,900円なので、売却価格とは13円の差、300株で約4,000円ですね。まあ、惜しい気持ちもありましたが、手続きの手間を惜しんで市場売却をすることにしました。もう少し待てば、TOB価格にもっと接近するかもしれませんが、何があるかわからないのが相場なのでさっさと売ることにしました。

いちどは、あまりない機会なのでTOB応募の経験をしてみようかと思いました。しかし、本当に手続きが面倒です。なんとか気合を入れてやってみようと思ったところで、初っ端モルガン・スタンレーの口座開設アプリがエラーで起動しなかったことで、あっさり心が折れました。ふざけてるんですかね😡

それ以外に、持ち続けて強制買取を待つという選択肢もあります。その場合のメリットが下の記事で紹介されています。簡単に言えば、強制売却の所得は「一般株式の譲渡所得」になるので20万円以下なら申告不要となる可能性がある、ということです。しかし、ぼくの場合は譲渡所得が20万円を超えて申告不要とすることもできないので、時間がかかるだけで意味がありません。

ドコモTOBの「早楽安」 待てば海路の日和あるかも - 日本経済新聞
どこかに行くとき、スマートフォンの乗り換えアプリで検索すると、「早」「楽」「安」の3つの選択肢が出てくる。NTTが11月16日を期限に進めているNTTドコモ株のTOB(株式公開買い付け)も、個人株主の対処方法に早・楽・安がある。給与所得や年金所得以外に所得がない小口株主にとって意外とお得なのは、何もしないで放置すること...

ドコモ投資の奇跡的な成功と反省点

ドコモ投資を振り返ります。購入の履歴をあさってみると次のとおりでした(株数は、2013年に1株が100株に分割されています)。

  1. 2012年10月30日に 116,100円で 1株
  2. 2012年11月20日に 115,700円で 2株

ほぼ丸8年間の保有ですね。この頃は自分のスマホもまだ格安SIMではなくて、ドコモ回線を使っていました😄

ここまで古くない

購入後、株価は上下しながらもほぼ含み益を維持し続けました。

ほとんど大底で買ってる(偶然)

さらに配当もありました。2012年3月期末配当から約7年半で、約100,000円(税引後)です。配当だけで28%もリターンがありました。

あまりに陳腐で、言っても仕方ないことをあえて言いますが

ぶたぞう
ぶたぞう

もっと買っておけばよかった…!

大底で買えてしまったから買い増せなかった

非常に気に入っていた銘柄で買い増す意欲はあったのに、結局あまり株数を増やせなかったのは、大底で買ったからです。

チャートを振り返ると、平均1,161円(手数料考慮)というのは奇跡的な底値で、その直後に急反発してから現在まで、この価格を下回ることがほぼありませんでした。

しかし、逆張りをしている当時の心理としては、反発したところでまた下げることを想定しているため、平均取得単価を上げるような買いを入れるのはためらわれるのです。

「せっかく安く買ったのに損益率を下げたくない」
「また下がったときに、もっと買うための資金を温存しておきたい」

これは、非常に大きな教訓です。端的に言えば、損益率よりも損益額を追求すべきでした。底で拾うなんてことを狙わずに、安いと思ったら早めにエントリーして、買い続けるということです。平均取得単価が上昇したとしても、利益の金額を増やすための行動を取るべきでした。

たとえば、今回200%の損益率で80万円の利益でしたが、50%の損益率になっても500万円儲けたほうが良いです。

先日紹介したJ-REITの日本ロジスティクスファンドも、コロナの底で買えたために買い増しができていない、と同じことを繰り返しています😥

もちろん、損益率が低くなれば、株価の少しの動きで含み損に転落したり損失額も増える危険があるので慎重な検討も必要です。

ドコモ売却後のポートフォリオ

実際のところ、ポートフォリオ上でドコモの構成比は数%程度なので、バランスへの影響は小さいです。

ただ、ポートフォリオ全体で日本株の割合が大きいために分散を進めており、ドコモを売却した分の資金は米国株投資に回すつもりです。足元では円が比較的高い気がするので、ちょうどドルを買って準備をするのにもいい感じです。

ちなみに気になっているのはインテルです。急落しています。インテルはおそらく10年くらいは監視している銘柄だと思いますが、業界内のポジションが転換期にあって面白いです。もちろんピンチという意味ですが、もう少し下がったら逆張りの好機が近いかもしれません。

ドコモさん、いままでありがとうございました。NTTは持ち続けますよ!

コメント

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