【日本シフト】コロナ2波の欧米暴落でAT&T買い増し【逆流買い】

10月28日、NYダウは900ドルを超える値下がり(-3.43%)で4日続落しました。欧米のコロナ感染拡大を警戒が広がり、ヨーロッパも3~4%の下げとなっています。

一方で、日本株は、同じく続落となったものの0.37%安と底堅さを見せました。欧米と比べて格段にコロナ感染の規模が小さいことと、日銀のETF買い期待によるもののようです。これまでは、ほとんどアメリカが暴落すれば日本も同じように暴落するというのが普通でしたが、あきらかに違う動きをしています。

少しだけ買い増しをしたのでその記録と、現時点での感想を残しておきます。

買い場が来ている?

コロナ禍で動揺していますが、米国企業が依然として有望であることには変わりないと思っています。とくに今回の下げはITの下げが大きいですが、むしろ巣ごもりでITは強かったはずです。ほとんど非合理なパニック売りに近いものだと思います。いずれは、回復するはずです。

失望相場はいつか終わる。いつ終わるかはわからない

ただ、今の段階では、これが短期間で終わるものなのか、大きな二番底を形成していくのか、わかるわけがありません。しかし、買うならこのくらいの段階から少しずつ買っていくしかないです。「もう少し下がってから買おう」はずっと買えません。

米国大統領選挙の受容態度への影響

しかし直近11月3日に迫っている米大統領選挙までにマインドが完全に好転することはないと思います。このままか、さらに悪い状態で選挙に突入します。コロナ失策が注目されてトランプにとっては逆風になります。

ただ、どちらが勝つかへの影響より、短期的にはその結果を市場がどう受け止めるのかという問題です。市場の態度は、次のように変化してきました。

  1. トランプが勝ったほうが良い
  2. (バイデン有利の見方が強まって)バイデンでも良い

という「いいとこどり」の態度でした。

「バイデン株高」の日和見と危うさ - 日本経済新聞
今年残すところ最大のイベント、米大統領選まで3週間となり、株式市場では結果を見据えた取引が繰り広げられている。トランプ米大統領の劣勢が伝えられ投資家は「トランプ続投=株価に追い風」という見方を捨て「バイデン大統領誕生でも相場は底堅い」との解釈に傾いている。市場参加者がしばしば陥る「いいとこ取り」には、やはり死角がありそ...

しかし、これがコロナへの警戒が強くなることで逆回転して、

  1. どちらが勝っても悪い

となる可能性を考えています。トランプ敗北の場合の結果確定までの混乱というのも大きな懸念事項です。これらもただの想定シナリオの一つです。

できることは、まだ下げるかもしれないから、余力を常に残しつつ買っていくということです。

長期投資はふだんはやることがなく退屈に耐えるのが仕事ですが、いまは目を覚ますときかもしれません。グローバルな危機と接戦の米大統領選挙が重なるなんて、めったにありません。10年後には、「あのときはスーパーレアな大チャンスだった」と思い出される数ヶ月になるかもしれません。もちろん、意外と微風でおわるかもしれませんけど。

日本株から米国株へのシフト

日本株も下がってはいますが、相対的に日本への資金流入の兆しが感じられます。マネーの行き先として、コロナ禍の重症国か軽症国かというのがこれからの投資先の評価軸の一つになるのかもしれません。

円も買われてる

ということで、へそ曲がりの逆張り投資家のぼくは、日本株を売って米国株を買いたいと思います。ちょうどドコモ株を先週売ったところです。

僕のポートフォリオは、日米比率が約6:1で圧倒的に日本株の比重が大きいので、米国株へのシフトを進めているところでした。逆方向のトレンドが発生しているのは日本株を高く売って、米国株を安く買う大きなチャンスです。

監視銘柄の状況

ということで、保有していなくて、監視している銘柄の一部です。

  • V 180.87 USD −9.19 (−4.84%)
  • INTC 44.25 USD −1.39 (−3.05%)
  • BTI 31.83 USD −0.86 (−2.63%)
  • VYM 78.88 USD −2.33 (−2.87%)
  • HDV 77.25 USD −2.44 (−3.06%)
  • SPYD 27.00 USD −0.90 (−3.23%)

ダウが-3.43%だったので、ビザ以外は値下がり率は比較的小さいですが、軒並み下がっています。上記の通り、実は高配当株ETFを持っていないので、ずっと買うチャンスを探っています。今年前半のコロナ暴落時も結局個別株を買ってしまっていました😅

しかし、結局上記の銘柄は購入しませんでした。前日比や短期で見ると下げていますが、5年や10年の長期的では、一時的な調整の範囲に過ぎないように思えるからです。

買わなかった(買えなかった)理由をリアルタイムで記録しておくのは重要なので書いておきます。過ぎ去ってからの総括では、どうしても後知恵のバイアスがかかって、次のときには役に立たないからです。

たとえば、インテルは次のような感じです。

↑のチャートを見ると、まるで大暴落の大底のように思えます。

しかし、↑の20年以上のスパンで見ると、たしかに下がってはいますが、まだまだという感じもします。ほんの2、3年前の2017年から2018年にかけての上昇途中の水準です。このくらいだとまだ積極的に買いに行く気持ちにはならないのです。また、この下げでも配当利回りは3%に達していないというのも、踏み切れない感じです。だから利益額を伸ばせない悪いくせなのかもしれません。

これはVYMなどの高配当ETFもほぼ同じですね。

ただ、インテルは直近の決算も悪くなく、PERは9倍程度です。もっぱら独占的な地位の崩壊ということで失望売りが先行しているという状況です。独占的ではなくとも普通に強い企業として生き残ると思いますし、大復活もありえると思います。引き続き注視していきます。

結局またAT&Tを買いました

ということで、いろいろ迷いましたが、結局またA&Tを50株だけ買いました😅

さきほどのインテルのチャートとの比較でも明らかです。↑の20年スパンでもあきらかに安値圏にあります。そして配当が高い!

結局、配当につられているだけという気もしますが、十分に値上がりの余地もあると思っています。そうなった場合は、高配当と値上がりという2つの利益ですし、値上がりしなくても意地の高配当を続けてくれれば、それでも十分です。

投資は自己判断でお願いします。ありがとうございました。

コメント

  1. […] […]

  2. […] コロナショックの暴落時においても資産の売却はまったく行いませんでした。むしろ、積極的に買い増しを行いました。購入したのは、米国株がほとんどですね。高配当AT&Tと復活に賭けてるGEとかですね。日本株ではゆうちょ銀行も少しと、初めてのREITとして日本ロジも買いました。 […]

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